蘇芳染め
このゴールデンウィーク、私は、仏画道場に行っていたり、家で作業をしたりと、
毎日、熱気ムンムン。(笑)ある意味、ゴールデンなウィークで充実しました!(^^)
今年初め頃、なかなか制作モードになれなかったのです。。
でも最近、ようやく制作が乗ってきました! 遅いわぁ。。
和紙の草木染を、またやってみました!
今回は蘇芳(すおう)を使いました。
蘇芳には、なぜか惹かれていて、以前から憧れの素材でした。。
蘇芳は、インドなどに生息するマメ科の木で、木の芯の部分に赤い色素があります。
日本には生息してなくて、昔から輸入されてたそうで、
天平時代の宝物や、平安写経の和紙などの染めで、「蘇芳」という字をよく見かけます。←こんな木の皮から、赤い色が出来るなんて。。。
小学生の国語の時間で、「桜の樹の皮で染色すると桜色になる。開花前の桜の幹に桜色が蓄えられている。」と知った時、ものすごくり感動しました。染色家の志村ふくみさんの文だったと、この年になって知る。。
ふと、そんなことを思い出した。。 蘇芳を煮出すと、こんな感じ。
まるで、ハイビスカスティーみたい。。
媒染にみょうばんを使いました。
蘇芳は、媒染によって様々な色に変化するそうです。
様々な面が見れて楽しい反面、外の影響を受けやすい、繊細で危うい色なんですね。
和紙に引き染めを何度か繰り返してみました。ムラムラになってしまい、なかなかうまく染まらなかったけど、
この優しいピンク色に、胸がキュンとしてしまいました~。。
恋をした気分。。(笑)
いつか、蘇芳色の着物が着てみたいなぁ。
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