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長谷寺の観音さん

仏画道場の夏期講習があり、充実の時を過ごしてきました。
今回の課題は扇子の絵を描くこと。
扇子といっても、お坊さんが持つ朱扇。普通のより、ちょっと大きめ。

朝、道場に到着してすぐ、
先生の作られた長谷寺式十一面観音の白描図が目に入ってきた。

おぉ~!!出たぁ~~!!!
ドキッとした。。(^^;)

実は私、長谷寺の観音さんには特別な思いがあるんです。。

大学在学中、いろいろなことが重なって、身も心も疲労困憊。。
大学を辞めようか悩んだ時期がちょこっとだけありました。
その時期、長谷寺の実習があり、奈良の桜井へ通うことになりました。

昔、長谷寺の辺りを、「こもりくの初瀬」と呼んでいたそうです。
「こもりく」には、「神がこもる国」という意味があるそうで、
長谷寺周辺は、まさに「神様の住処」といいたくなるような、深ーい深ーい原生林があります。
のんびり穏やかムードも感じつつも、奥深い森はちょっと怖そう。。

ここの観音さんは、ちょっと変わった十一面さん。
10メートル近くある木造仏で、蓮華座ではなく、岩の上に立ち、
錫杖(しゃくじょう)とう杖を持っておられます。
元々は、琵琶湖に何十年も浮かんでいた霊木で作られたそうで、
いろいろ祟りなどありつつ、どうにかこうにか完成。。
しかし、苦労して作ったのにも関わらず、火災で焼てしまったそうです。
あぁ~。。(汗)
作り直して復活したとおもったら、また焼ける。。
あぁぁ~~~。。(汗)
その後も火災を繰り替えす。。
でも、その度に作り直して復活したそうです。
転んでも、怪我しても、傷ついても、、、何度でも立ち上がる、不屈の精神を感じる。

実習中は、大自然に包みこまれ、
毎日、このパワフル観音のお顔を見上げながら手を合わせ、、、、
終了する頃には、元気が戻ってた。(^^)

その後、気持ちを持ち直し、自分なりにだけど、逃げずに踏ん張った。。
卒論もや仏画も書いたよ。。泣きながら。。(笑)
そして、無事卒業。仕事も復活を目指して再開した。。
しかも、今でも仏画を続けられてるなんて、その頃は想像もつかなかったなぁ。
いまだに泣きたいこともあるけど、元気で居られることが一番だね。。
今でも、毎日、自然と長谷寺の観音さんに向かって手を合わせてしまう。

先生のお手本で、私も長谷寺の観音さんを描いてみよう!
観音さんを、もっと実感するには、実際に描くことはとても良いことかもしれない。

長谷寺観音さんが目の前に現われたら、私はなんだか逃げられないのです。。(笑)
「頑張るときが来たぞよっ!」というお知らせのような、そんな気がします。
また、ちょっと踏ん張る時期が来たようです。

この講習で、制作スイッチが完全にオン!

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