作品展6日目
作品展も今日と明日を残すのみとなりました。
ようやく、電車通勤にも慣れてきたところだったのに。。。
今回は、会場内をご紹介。
仏画の額縁装飾とジュエリーが共存するディスプレイ。
搬入前は、「どうなってしまうんだろう???」と不安でした。。
しかし実際は、想像していた以上に自然に融合しました。。
お客さまからも、絵とジュエリー、ジャンルは違うけど、
作品同士が、どこかで繋がっているのを感じる。と言ってくだいました。
安心しました~。。(^^) 額縁のご紹介です。
金泥画の「虚空蔵菩薩」と、額縁は「蓬莱山宝尽くし」です。
虚空蔵とは、「広大無辺の蔵を持つ」という意味があるそうです。
この蔵には、計ることのできない、たくさんの智恵が入っているらしい。
額縁の装飾は、仙人の住んでいる蓬莱山から雲気がもくもくと湧いている様子です。
菩薩さんの頭の上にあるのは天蓋。傘のようなものです。
天から、珊瑚や七宝、宝珠や巾着袋が降ってきています。
もう一つは金泥画「阿弥陀如来」と額縁「散華」です。 西の彼方、極楽浄土に住する阿弥陀如来。
二人の天女が、蓮の花びらを撒いて、阿弥陀さんを供養している様子です。
下の蓮池の装飾はDMに使用した部分です。
阿弥陀さんの目の前に池が広がっている様子は、
宇治の平等院鳳凰堂や、浄瑠璃寺の本堂の九体阿弥陀、
浄土曼荼羅などでみられる風景です。
大好きな場面。
池の向こう側に阿弥陀さんがいらっしゃる。自分は池の手前に居る。
蓮池の向こう側=「彼岸」を、額縁装飾で表しています。
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