初心を思う…
先日、心斎橋のクラブクアトロで、オリジナルラヴのライブがありました。
オリジナルラヴ=田島貴男さん
思春期の多感な時期から、ちょっと大人になった今も、ずーっと、私の傍らには貴男さんの曲があるのです。貴男さんから、いろいろな影響を受けて、私は育ちました。(笑)
今回のテーマは、「原点に帰る」とのこと。バンドも、シンプルに4人編成。
登場した貴男さん、体が絞れていてスリム。ヘアスタイルもさっぱり。声もいい感じ。
演奏にも迫力あり。。
心身ともに充実していることが、ひしひしと伝わってきて、自分ごとの様で嬉かった~。。
初期の作品から、現在まで、満遍なく演奏されました。
3曲ほど聴いて、感無量。。目と耳と心が、満足感いっぱいになったので、
「もう帰ろうかぁ~。。」と、思わず言ってしまった。。(帰るわけない!!)
本当に入魂のステージでした!
ライブ中も「原点に帰る。原点に帰る」と何度もいわれていたし、
最近のブログに、「初心」という言葉が沢山出ていた。
「初心にかえっても自分が若返ることはけっしてないので、
現在の進化した自分にしか出来ないことをしたい。」というようなことが書かれておりました。
そして、、、
7月1日に上賀茂神社で行われた「賀茂御戸代能」に行ってきました。
能を生で見るのは初めて。
能。
白州正子さんの著作を読んでいると、能のお話がよく描かれています。
実際に能を見に行くってなると、ちょっと敷居が高いのでは??と思ってしまって・・・
なかなか見に行けなかったのです。でも、いつか見てみたい。。と思っていたのです。
この度、チケットを頂く機会に恵まれて、チャレンジすることに。
能楽堂ではないからなのか、社殿は、とてものんびりしたムード。
朗らかな雰囲気で見物しやすかった!
神歌→能『清経』→狂言『雁礫(がんつぶて)→能『石殺生』と進みました。
『清経』は、物語を読んだことがあったので、何気に何をしているかわかった。
狂言は、わかりやすくて、ちょっと笑った。。
最後の『石殺生』は、難しかったなぁ。。
華やかは装束、面、囃子や地謡、、、厳かな空間を作っていた。
家にかえって、白州さんの『世阿弥』を読み直しました。
ここには、世阿弥のいう「初心」について説明されていました。
中で印象に残った言葉を。。
「一生を通じて、初心を忘れずに行きぬけば、これが最後という時は来ない。上達して行く姿のままで終わることが出来るだろう。」
「はじめの初心は未熟なものだが、それを忘れないように心がける事が大切。」
ジャンルは違えども、モノを作るうえで大事なことだなぁ。。
「初心」を思い返しつつ、自分の中にあらたな種を撒き、
新しい年をスタートさせたのでした!
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