終い天神→アイヌ展
今日は、北野天満宮に行ってきました。
空は澄み渡り、寒くなく、過ごしやすい、良いお天気。(^^)
終い天神だったけど、込み具合はいつもの天神さんと同じくらいかな。
まずは、天満宮でお参り。
変換期なので、、、(汗)今年の感謝と、来年のお願いをしっかーりしてきました!(^^)
お次は、露天めぐり。着物ブースを中心に見て回りました!
でも、私には、アンティーク着物のほとんどは、サイズが小さくて着れないのです、、、
見てるだけ~。。(涙)でも、ちょっと羽織ってみるけど、全然無理~~。。(涙)
【本日の戦利品】
銘仙(車輪柄)のアンティ-ク布、長羽織一着分
「少々難ありコーナー」の、西陣織の紬(グレー玉虫色・新品)一反。
柄足袋2足。
合計、数千円。(ほぼ反物代)。お値打ち価格でした~!
天神さんを後に、三条の京都文化博物館へ。
現在開催中の、「アイヌの美」展が見たかったのです!
無意識なのですが。。。。
上半期は、琉球情報が身の回りにどんどん集まってきて、
下半期は一変して、アイヌだった。
私の着ている羽織(ちょっとアレンジされてるんです)が、実はアイヌの民族衣装ベースのものだと判明したり、(気づかず。。汗)
ロータスルーツさんで、アイヌの工芸に触れてみたり。。。
その時、衣装に刺繍で施された文様が、とっても心に残りました。
ミニミニ織物ストラップを教えてもらいながら、作家さんからお話が聞けたのです。
(お二方とも、すっごーく暖かい方々だったのも印象的。。)
アイヌの工芸には文様が不可欠で、一つ一つに意味があるということを教えて頂きました。
アイヌの人々は、神カムイと共に生きている。
動物、道具、天災、流行病、、、、森羅万象あらゆるものに神が宿っていると考えられているそうです。
アニミズムの世界なんだねぇ。
だから、自然と惹かれたんだなぁ。。腑に落ちた。
衣装には、悪い霊が、体に入ってくるのを防ぐために、
袖口、首周り、背中、裾に文様をみっちりと入れられるそうです。
仏さのお像にも(仏像、仏画)、衣には文様がみっちり入っています。
文様で結界をしているのだそうです
作られる衣装や生活必需品は、
芸術作品を作ってやるぜっ!!っていうものではなく(笑)、
純粋な心で、生きるために作られているのですね。
しかも、それらは愛する家族のためにつくられています。
当然、純粋な心で作ったものは美しい。
とーっても素朴で、ピュアですが、底知れぬ気迫が感じられる。
こじんまりした展示でしたが(!)、
あたたかくて、じーんっと心に響く、素敵な展覧会でした!
なんだか、言葉に出来ない幸せな気分で家路に着きました。
うちに帰ったら、、、
来年の、HANA展in広島・中町、ほぼ決定(?!)のお電話がっ!!
広島に帰るよぉー!
テーマは、HANA meets KIMONO
そして、「かざり」とは・・・装飾本来の意味を探る・・・です。
予定よりも数カ月早まった!焦るっ。。(汗)
でも、嬉しい~。。
素晴らしいクリスマスプレゼントを頂きました!(涙)
正月返上になるけど。。やるしかないっ!
ロータスルーツさんで織った(織ってもらった??)アイヌ文様の携帯ストラップ。
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コメント
こんにちは。
今回も興味深く読ませていただきました。
文様・・・で思い出したのがケルト民族とヴァイキング。
ケルトの文様は図鑑が出来るぐらいたくさんあって、しかもそれぞれ全てに意味があります。興味があって、一度アイルランド製品専門店でその手の本がないかどうかきいてみましたが、”わからない・・・”といわれてしまいました。地道に探そう・・・。
北欧の織物や生活用品にも独特の模様がほどこされていて、見ればすぐこれは北欧産だな、と分かるような個性があります。
どちらも、やはり生きるために作られたものたちであり、愛するものを守るために作られたものなんですよね。
やはり、人間の根っこというものはどこへ行っても変わりがないということなのでしょうか。
投稿: レッドタビー | 2009年12月27日 (日) 00時25分
レッドタビーさま、こんにちは!
以前、ケルトの装飾写本に描かれた、組紐、渦巻きなどの文様に惹かれて・・・
鶴岡真弓さんの著作をいつくか読みました。
ケルトの文様を眺めていると、
ヨーロッパの中にあっても、ケルト独特の民族信仰があるのかなぁと感じました。
アイヌとケルト、遠く離れているけれど、
どちらも、「鮭」を聖なる魚として大切にされていたという共通点が!
自然崇拝が生活としっかり結びついていたのですねぇ
投稿: HANA | 2009年12月27日 (日) 11時56分