胡蝶の夢
相変わらず、テレビのない生活を過ごしております。
ちょっと物悲しいのですが、いつもより若干、心が穏やかな様な。。。
うちの周りは、夜の7時を過ぎるころには、ものすごーーーく静かになります。
一キロ先にある鉄橋の音が聞こえてくるくらい、とんでもなく静か。
引っ越してきた頃は、この静けさが怖かったものですが。。。
音のない夜も、たまには良いものですね。(^^)
今日は、オーダー品のペンダントがほぼ完成して、ほっとしたとこです。。
作業前の打ち合わせをしたり、テーマに関して調べモノをしたり、
結構、時間がかかりましたが、実際に作業に入ると超集中して、あっという間でした!
大きなペンダントなので、バーナー作業も多くて、
前髪が燃えて、じりじりになる場面も多々ありました。。(苦笑)
それも乗り越え、仕上げ作業を残すのみ。あと一息です。
気に入っていただけるといのだけど。
こちらは別の作品です。
胡蝶の帯留
今回、スターサファイアを使っていたり、直線を多様したので男性的な蝶です。
以前作った蝶は、スキャポライトを使っていたり、曲線を多用したので女性的でした。
http://hanahulot.cocolog-nifty.com/photos/jewelry/photo_48.html
偶然にも、二つの蝶はパートナーのようです。
「胡蝶」繋がりで、こんなお話を思い出しました!
道教の『荘子』の中に、「胡蝶の夢」という有名なお話があるそうです。
荘周(荘子)は、夢の中で、自分が胡蝶になって、楽しく気持ちよく飛び回っていました。
ふと、目が覚めると、自分が荘周であることに気づきました。
一体、荘周が夢の中で胡蝶になったのか、胡蝶が夢の中で荘周になっていたのか、区別がつかなくなってしまいました。
荘周と胡蝶には、区別があるはずなのに、区別が付かないのはなぜだろう。
これこそ、物の変化というものだからである。
こんなお話です。。
夢も現実世界も区別がない。
もっといえば、生死、善悪、醜美、、、
人間の立場から見ると、相反しているように見えるけど、
自然の立場で見れば、万物には区別が無く、同一のものであるという考え方。
これを、万物斉動と言うそうです。
納得だな。。
胡蝶繋がりでもう一つ、
コッポラの映画に「胡蝶の夢」というのがあるそう。http://www.kochou-movie.jp/html/original.html
コッポラは、エリアーデの著作に影響を受けて、この映画を制作したとのこと。
いま、仏画の授業でエリアーデの『聖と俗』を読んでいる最中ということもあり、
とても興味深いです。。
ティムロスが主演なのも、なんだか気になるところです。
チェーンをつければ、ペンダントにも。
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コメント
とても上品な超で素敵です
ペアで使いたいですね~。
投稿: しゅかっち | 2010年5月11日 (火) 23時11分
しゅかっちさん
先ほどは、メールありがとうございます!
今年の宝飾展は、会えないので残念ですが、
素敵なルースを、がっちり仕入れましょうね~!!
楽しみです~~っ!
投稿: HANA | 2010年5月12日 (水) 00時06分