花無心
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今日はリング4点アップ致しました。!よろしければ、覗いてみてください。
今日、何気にテレビをみてたら、奈良にある元興寺が登場。
本堂横にある禅室が、11月30日まで公開されているというニュースでした。
禅室に置かれた何枚かの屏風に、目が留まりました。
その中の一枚に、「花無心」と勢いの良い墨字で書かれた屏風が、
ものすごく印象に残りました。
「花無心」を調べてみると・・・
「花無心招蝶」という、良寛さんの詩だそうです。
こんな詩です。
花 無心にして 蝶を招き
蝶 無心にして 花を尋ねる
花 開く時 蝶来る
蝶 来る時 花開く
吾れもまた 人を知らず
人もまた 吾れを知らず
知らずして 帝の則に従う
花は無心で蝶を招き、蝶も無心で花を尋ねる。
花が開く時、蝶も来る。蝶が来る時、花も開く。
私も他人のことは知らない 他人も私を知らない。
知らず知らず、天地の法則にしたがっているのだ。
・・・みたいな感じでしょうか。
知らない者(物)同志がめぐり合う。めぐり合いの連続が、人生のような気もする。
最後の「帝の則に従う」というところで、ぐっと力がみなぎる。
宇宙には、普遍的な法則があって、その法則の中で、私たちは毎日右往左往。
宇宙に比べれば、人間なんて、ホントちっぽけな存在なんだなぁ。
ご縁の不思議さを感じられる、いい詩だなぁ。と、朝から、しみじみしました。
良寛さんに興味を持ちました!
先日、チリントゥさんのところで染めた紅型「つがいの蝶」。
ここでも、花と蝶がめぐり合ってるねぇ。
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コメント
「花無心」
知らずして 帝の則に従う
とても感動しました。
もやもやと色々な考えに囚われていてはいけないよ、と言われたような気がします。
時々、もやもやと考えてしまうんですよね。
いつも素敵な感動を頂いています。
ありがとうございます。
投稿: mari | 2010年10月30日 (土) 08時26分
mariさん、ありがとうございます。
私も、もやもやっと考えてしまいますが、
この詩を読んで、スキッとした気分になりました!
話は変わりますが・・・(笑)
今朝のニンジンジュースは、
レモンの変わりにグレープフルーツにしてみました!
ちょっぴり苦味があって、スキッとして
美味しかったです!
投稿: HANA | 2010年10月30日 (土) 10時56分