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中国文明展

小雨の中、奈良へ行ってきました。
桜がちょうど見ごろ。近鉄京都線から景色を眺めているだけで、お花見気分。

目的は、東大寺で行われている勉強会に参加する事。
でしたが・・・・休講となったそうで。。(汗)
コケそうになりましたが、心を入れ替えて・・・桜見物しました。
東大寺の境内の桜も見ごろ。とてもキレイでした!

201104081330000
久々に二月堂にお参りしました。
ここに来て、心が癒される感覚になった事は一度もなく、
身が引きしまり、心がリセットされるのです。
今年から、仏画教室も始まりました。
やると決めたからには、責任があるので、新たに勉強しなくては!と思っています。
観音さんに再出発するぞ!と誓ったのでした。。
201104081325000                  チャーミングな鹿に出会う。
                 見つめ合っていると、この子がユロに見えてきた。。

奈良国立博物館に移動。

今、「誕生!中国文明展」を開催中。
紀元前2000年頃、中国で初めて王朝が誕生した地といわれる河南省で出土された芸術品、工芸品の展覧会。

考古学とか、青銅器とか、よく解らないのですが(汗)
静かーに並べられた展示物に、目が釘付けとなる!

1000年以上前につくられたものたちは、表面上、さびていたり、朽ちていて、
見方によっては、古道具なのかもしれない。
でも、奥の方から、ぐぐぐッと惹きつけるエネルギーの様なものを感じるのはなぜだろう。
もちろん、それらは、作者不明の当時、名の知れてない職人さんによって作っていたのだろう。

中国の古代思想の本を読んでいると、
ものを作るという事は、宇宙の道理を理解し、宇宙と合体するものでなくてはならなかったとあった。
文様は、天地神明の世界を形で表したものだともあった。

この展示品一つ一つが、大きな宇宙のミニチュアに見えてきて、心が躍った。

昔の人は、自然、宇宙と響き合って、ものを作りだしていたんだなあ。
一つ一つが、入魂されて、真剣勝負だったのだと思う。

どうやっても敵わない大きなものと向き合うと、自分が本当にちっぽけであると再確認。
でも、ひたすら、あこがれを持って、ものを作り続けていこう。

開場も混み合っておらず、見学しやすかった。
静けさの中に、情熱を感じた展覧会であった!!

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コメント

中国の古代文明、驚くべし!ですね。
やきものにしてもそうですが、優れたものをたくさん生み出していたんですね。

宇宙の道理がものづくりに高められてた、だなんてスケール感が違いますね。このように、古代に残されたものは色んな事を物語ってくれて、まるで生き証人のようです。

そう考えると文様って装飾という現代的見方だけで理解しようとするときっと大きな間違いを冒してしまう気がしますね。もっと深いものがあると思いますね。

自然とか宇宙って結構タイムリーな・・・
(少なくとも私にとっては・・)

混んでない美術館は充実度も違いますね!

投稿: Noriko | 2011年4月12日 (火) 23時05分

中国文明展、地味めですが(笑)、
興味深い展覧会でした!

当時の人々は、
何か大きなものに対する、畏敬の念を感じながら生活していたのかなぁ。。と思いました。
現代人は、そのような感覚を失ってしまったような気がします。

作品一つ一つも、天への祈りが形になったもののようにも思えました。

投稿: HANA | 2011年4月13日 (水) 00時19分

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