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教ふるは学ぶの半ばなり!

先週末は、広島地方は雪でした。地区によっては、かなり積もったようです。
うちの地区は、ちょこっと降っただけで、ほとんど積もりませんでした。

そして、週末は今年最後の不動院仏画教室でした。
今回も、お寺の境内は人が沢山集まっていて、賑わいがありました。
いつ訪れても、元気の良いお寺です!

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もみじも冬支度で、葉を落とし始めていました。

今回も、寒い中、いつものメンバーが集まってくださいました。

暈繝(うんげん)彩色を始められた方、紺紙金泥画に挑戦されている方、線描きされている方、課題はそれぞれ違っていて、それぞれのペースで、一生懸命描いてらっしゃいます。

今、私が書道を教わっている先生のプロフィールの好きな言葉に、「教ふるは学ぶの半ばなり」とありました。
初めて知る言葉だったので、調べてみると…
元々は、書経の言葉なのだそうですが、論語で、この言葉について説かれているそうです。

言葉の意味は、大まかに「人に教えるということは、実は半分は自分が学ぶことなのだ。」ということです。
人に教えるとなると、適当なことができないので責任もあり、自分が一番理解していないと、人には説明できませんので、相当の準備が必要になります。
生徒さんの姿から、いろいろな事に気づかされたりします。

私の場合、毎月、A3プリント一枚作るだけでも、間違ってないか、何度も何度も、資料を読み直したり。。実は、結構、頭を悩ましています。。(汗)
でも、このプリント作りも、今までの勉強したこと復習になっていて、
教室のみなさんにお配りするためでありますが、一番は自分の勉強になっているのです。
そして、教室の時は、皆さんの描かれる様子を観察したり、質問されたりすると、
私一人で描いていた時には気づかないことに気付かされます。
そして、私は一人、こっそり驚いたり、感動したりしています。

教えることで、自分自身が勉強して、制作の幅が広がっていくのですね。技術だけではなく、人間としても・・・

線描きは、ひたすら練習していただくことが大事なので、
今までは、ひたすら見守るばかりで、じーっと動かず、だんまりしていましたが・・・
彩色が始まり、少しずつ活気付き、ワクワク感も高まってきました!
やっぱり仏画は色が大事ですね!

おかげさまで、今年一年、無事に教室が運営できました。
不動院のご住職、ご家族の方々、教室のみなさんには、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

来年は、どのような教室になるかな?

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今、アトリエで少しずつ描いている制作中の普賢菩薩です。もうそろそろお顔を入れたい。
お正月頑張って描いたら、来年の第一回目の教室に持っていけるかな??

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