衣替えしました。。
京都修行の旅から戻りました!
仏画を描き、お花を生け、いろいろなものを見て、友人と会って…満腹な3日間でした。。
まず、十一面観音さんです。。
今回、台座の色が入りました!
観音さんの台座と言えば、蓮華座が一般的ですが、
長谷寺の十一面観音さんは宝盤石なので、
縞メノウみたいな宝石のイメージで、緑系と青系の暈繝彩色にしました。
今回、宝盤石の暈繝にばかり集中していたら、絵全体のバランスが崩れていました。(汗)
やけに緑っぽいというか。全体の陰陽バランスが、陰に偏ってしまったような、
眺めていて、心地悪いような・・・
宝盤石に色が入ったのはうれしかったのですが、なんだか残念。。(汗)
ということで・・・改造することに!
脇侍の雨宝童子の衣を、緑から赤に塗り替えました!
思い切って、真逆の色に。。
そして、このような感じになりました。 →
朱色は発色しにくいうえ、緑色の上に塗り重ねるということで、うまくいくだろうか??と思いましたが、何とか、衣替え完了!でも、これでは、まだ塗り足りませんけども。。
そして、全体像は…
ちなみに、前回の絵は→http://hanahulot.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-b685.html
失敗は成功のもとではないけど、塗り直したほうが気に入りました。
雨宝童子の本名は、金剛赤精善神雨宝童子といい、
天照大神が下生された時のお姿とか、大日如来の化身といわれており、
太陽との関係が強い童子です。
たぶん、「赤い精」という名前は、太陽の精=「太陽の子供」という意味があるような気がします。
太陽の子供らしく、元気な赤い衣に着替えて、結果オーライではないかと思います!(汗)
というような感じで・・・
何色を塗るか、どのような文様を入れるかは、
古の人が描かれた仏画や文献などの資料を見て、自分で決定します。
私なりにですが(汗)、資料を見たり、構想を練ってから描いています。
描くのも時間がかかりますが、いろいろ調べたり、考えたりする時間の長いこと。。(汗)
作業半分、勉強半分といった感じで、絵が仕上がっていきます。
作業だけ見ると、塗り絵のようですが・・・単なる塗り絵ではなくて、脳トレにもなっています。
次回も頑張ろう!
仏画の合間に、お花も生けました。まだ咲いていませんが、水仙です。
生ける際、いろいろな技がありました。面白かったです。
毎度のことですが、お花のバックに、段ボールやらダウンやら写り混んでいるのはご愛嬌ということで。。(笑)
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