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水神の里

京都での仏画が終わり、友達に会うため、大阪へ移動。
西梅田スクエアで開催中の、東北わくわくマルシェで海鮮新年会。
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昨年末の個展でも、おしゃべりしている友達ですが、何時間あってもしゃべり足らないという感じで、閉店までしゃべり続けました。。(笑)

次の日は、朝から奈良へ向かいました。一日中、雨。。
まずは室生寺へ。以前から気になる場所でしたが、遠いので、なかなか行けずにおりました。
高野山が女人禁制だった頃、室生寺は、女性の参拝を許されていたので、「女人高野」とも呼ばれました。
このあたりには、龍神信仰があり、龍王が住んでいるといわれていました。室生寺も、かつては「龍王寺」と呼ばれていたそうです。近くには、龍穴神社というお宮もあります。
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霧が立ち込める杉林を眺めていると、前日に完成した長谷寺観音さんの脇侍、難陀龍王が出てきそうだ!と思ったのでした。。(笑)

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山道を進むと、無数のお地蔵さんが並んでいました。そのあたりを「賽の河原」と呼ぶそうです。
賽の河原にかかる橋を渡ると、また、グッと空気が変わり、奥之院へ向かう、一直線の長い石段が現れます。
その石段は、まるで「天国への階段」、「彼岸に向かう階段」とでも呼びたくなるようなものでした。
山頂の奥之院も、ひっそりとした雰囲気。お参りして、一休み。また下界へ向かいました。
しかし…「行きはよいよい、帰りは恐い。」という感じ。
暗くて、雨で、高所で、石段の幅は狭いしで…滑って転げ落ちそう。。恐怖心でいっぱい。
「南無大師遍照金剛」と連呼しながら、無事、地上に帰還しました。。(汗)

うす暗く、ひっそりして、異次元空間に迷い込んだ気分になりました。
私にとっては、解放される場所ではなかったですが、なんだか気になる場所です。
金堂の十一面観音さんは、以前からお参りしたい仏像の一つでしたので、念願叶いました。今度は、季節の良い時に訪れたいです。。

室生寺を後にし、長谷寺へ。
Hase
今まで、何度もお参りしていたはずですが、今まで全く気にならなかったことが、いろいろ見えてくるから不思議でした。
たとえば、三尊それぞれに、鏡(神社に置かれているのと同じ)が置かれていたり、
雨宝童子は天照大御神、難陀龍王は春日明神として、信仰されているそうです。
まさに、神仏習合の道場。今、神仏習合という言葉が気になるのです。。
こちらでは、恐怖心は湧かず(!)、安心してお参りしました。
今回、お参りして、心のけじめがつきました。

その後、大神神社で、遅めの初詣をしました。
9日でしたが、初詣のお客さんでいっぱいでした。Photo_5
こちらも、長谷寺同様、心が晴れやかになる場所の一つ。京都にいた頃は、初詣はこちらでした。
参道横のそうめん屋さんのにゅうめんも美味しかったです!

今回の旅は、水、水神に関することがテーマになっていたなぁ。と思いました。
広島に戻って、白洲正子さんの『十一面観音巡礼』という本の「水神の里」という章を、読みなおしました。
今回訪れた場所の景色が、目の前に蘇ってくるようでした。

初瀬を訪れ、心が改まりまして、ようやく新年を迎えられたような気分になっております。

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