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Xの絵画

ブログが停止しておりましたが、おかげさまで、元気に暮らしております!

6月は…体調を崩しつつも、新しい出会いがあったり、お仕事をいただいたりと、いつもより外へ出ていくことが多い一か月でした。

そして、7月に入り、バタバタ動くことが少し和らぎまして、次に向かって準備をしております!

先週は、二か月ぶりに仏画を描きに、京都へ行ったり、不動院の仏画教室を開催したりと、仏画weekでした!

京都の導場では、新しいお像に取り組んでおります。
デッサン、下絵作りが終わり、今回、枠に絹を張り、画面に墨線が入りました。
今回も、結構大きいお像を描きますので、時間がかかると思いますが、完成に向かって、頑張ります!

2日間の仏画制作のほかに、京都市立美術館に「バルテュス展」を友達と見に行きました。
Photo

バルテュスは、20世紀に活躍した、フランス人の画家。奥様の節子さんも、とっても魅力的な方で有名です。 
Photo_2

私がバルテュスのことを知ったのは…オリジナルラブの田島貴男さんがきっかけ。。(笑)
2002年に発売された「ムーンストーン」というアルバムの「Xの絵画」という曲に、「バルテュスの少女」というフレーズが登場します。

秘密のソファーに横たわる
怪しい夢の中の バルテュスの少女
柔らかなぼくの筆先で
しろいからだに絵を描くように

当時、私は「バルテュス」という響きが、どうしても耳に残るので、調べてみたところ、
バルテュスというのは、画家で、少女が作品のモチーフだということを知ったのでした。。
少女は、魂が抜け出たような無表情で、白磁器のような白い肌、ちょっと大人びていて、本当に子どもなのかどうかわからないし、謎めいており、
「まさにXの絵画」だわっ!!」と思ったのでした。。

それから、12年が経ち、バルテュスの作品をまとめて観賞できる機会に巡り合いました。だから、とても楽しみにしていたのです。。
バルテュスっぽい、少女の登場する作品も印象的でしたが、11歳の時に描いた、絵本『ミツ』がとってもよかった!
終始、だれかの秘め事をのぞき見しているような…(?)そんな気分になりました。
実物も「Xの絵画」でした。。

私は、高校生のころから、貴男氏の歌詞で、結構、いろいろなこと知りましたよ。
番外編…大好きな曲「ブロンコ」に登場する、「ワルプルギスの夜」と「シギリーヤ」という響きも、バルテュスと同じくらい気になって、当時、調べたのでした。。
ワルプルギスの夜=ヨーロッパの春に行われる祭。ゲーテ『ファウスト』にも登場するみたい。
シギリーヤ=スリランカの遺跡。←今となっては、注目スポットとなっていますね!

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