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4月の不動院仏画教室

雨続きでしたが、今日は、一日中、とっても良いお天気でした!

HANAアトリエの玄関を飾る高野槇が、冬の間、葉が茶色くなってしまいました。。
もう枯れたかな?と、諦めかけていたら、春になり復活!
元気な新芽が出てきました!よかった。よかった。。
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今日は、不動院で、4月の仏画教室でした。
教室のメンバーさんが、龍の彩色に挑戦することになり、裏打ちと下塗りの大仕事をされました。
長年、日本画をされている方なので、裏打ちは、問題なし!キレイに出来ました。
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広島は、京都より、紙の乾燥が速いです。

そして、下塗り。
今回は、絵の具を丁寧に溶くことに、注意して、作業をしていただきました。

仏画で使う絵の具は、一色ずつ、手と指を使って作ります。
日本画の顔料を、絵皿に取り、膠と練り混ぜ、焼き付けます。そのあと、水を少しずつ加えていき、絵の具の完成!といった具合です。

絵の具は、膠と水の分量や、気温や湿度の影響を受け、出来が変わります。
良い状態の絵の具を作るのは、大変難しく、絵の具が溶けないと、絵がぼろぼろになってしまいます。
絵の具を作る時は、細心の注意を払い、指の先まで神経を行き渡らせて、作業を進めます。
大量の絵の具が必要な時は、一日がかりの作業となります。
なんだかんだ説明しつつ、メンバーさんに、慎重に、丁寧に、絵の具を作っていただきました。
元々、水の量が多い、薄い絵の具を作る癖のある方で、以前の作品では、色ムラが残ったり、和紙の表面が毛羽立ってしまうこともありました。
今回は、絵の具に混ぜる膠の分量を、いつもより、少し多めにしていただきました。
メンバーさんは、いつもと違う濃度に、はじめは半信半疑、おっかなびっくりでしたが…
生クリームのような、なめらかで、光沢のある絵の具が完成しました!
いざ、下塗りをしてもらうと、「いつもより、塗りやすい!ムラもできません!」と、感動してくださいました!
表面の毛羽立ちやムラもなく、とてもきれいに塗られたことで、絵の具の溶き方の大切さを理解してくださいました。
それが、自分のことのようにうれしくて、うれしくて…思わず、撮影してしまいました。。(笑)
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石見

4月に入り、アトリエから離れ、いろいろな人と関わって、いろいろな意見を聞かせてもらう、チャンスに恵まれ、刺激が多い日々を過ごしています。

いろいろな意見の中には、お互いの思いがかけ離れていて、納得がいかなかったり、自分の思いに自信を失いかけたり・・・いいことばかりではありません。。(苦笑)
でも、そのようなことが起こった矢先、別の人たちが、順番に現れて(笑)
私の気持ちを修正してくれました…何だか説明しがたい、とっても不思議な時間を過ごしています。
一つ一つは、別々の出来事なのですが、自分の中で、すべてが繋がって、一つの答えが見つかるような…今は、そうゆう時期なのだと思います。
昨日は、石見地方へ行ってきました。
年明けから、3月の展示に向けて、ノンストップで制作していたからか、右手親指の調子が悪いので、美又温泉で湯治をしてきました。
一度入っただけでは治らないのですが。。。慣れ親しんだ美又の風景やお風呂で、気分が解放されました。
その後、三隅町にある、日本画家、石本正さんの美術館「石正美術館」へ。
http://www.sekisho-art-museum.jp/
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以前から、石本正さんの作品を見てみたいと思っていて、美術館前までは、何度か訪れたことはあるのですが、タイミング悪く、いつも閉館していたので、今回、初めての入館。
今回、特別展はなかったので、石本正さんが、ローマ滞在していた頃の作品や習作と、
日本画家、西久松吉雄さんの、祈りの空間をテーマにした作品が展示されていました。
周りを気にすることなく、ゆーっくり、作品を味わうことが出来ました。
こじんまりとした美術館ですが、居心地の良い空間でした。
その後、石州和紙会館へ。館内に展示されている和紙を、いろいろ吟味。。楽しい時間です。。
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その後、作業場に移動して、手漉き作業を拝見しつつ、館長さんから、石州和紙の特徴など、いろいろ教えていただきました。
石州和紙(特に楮紙)は、地元でとれた原料と、地下水を使って、一枚一枚、丹念に漉かれています。
天然素材のみ使用するため(未晒)、作業による公害もないそうです。
石州の手漉き楮紙は、原料の楮の皮を処理する際、甘皮部分を多めに残すから、
他の地方のものより、ちょっと黄色みが強いです。
あの甘皮を多く残すことによって、見た目は素朴ですが、繊維の絡みがより強くなり、強靭さが増すそうです。
一枚の和紙が出来るまでに、多くの作業を繰り返しているということは、何気に想像できてはいましたが、私は、ずっと和紙を使っているのに、和紙について無知すぎました。。
和紙漉きに必ず登場する、トロロアオイの謎(私が無知すぎる・・・)も、解けました。。(笑)
季節によって、和紙の出来、作業の仕方が違ってくることなど、目から鱗でした。。
作業を眺めつつ、材料を実際に手にとって、説明を聞くと、和紙のことが、より愛おしく思えてきました。
彫金にしても、仏画にしても、毎日、道具や材料にお世話になっていますので、
無駄にせず、大事に使いたいと思っています。
たまに失敗して、、作品の途中で、紙を無駄にしてしまうこともありますが、
そんな時は胸が痛みます。。(金額も高いしね。汗)
仏画教室でも、たまーのたまーにですが…道具や紙を買ったことに満足して、大切に使われていないなぁ。。と胸が痛くなったりすることもあります。うまく説明出来るようになれたらと思います。
現在、日本文化に関わる道具や材料を作れる人が、だんだん少なくなっていると聞きます。
私には、それを食い止める力はありませんが…
自分自身が描き続けることと、受講生の方々にお伝えすることだけは、微力ながら、続けていけるなぁ、、と思っています。

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三隅町で、人生三度目、天然のキジを発見!興奮!しかもつがいでした!

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オーダーメイド、ご紹介

今日は、オーダーメイドジュエリー2点ご紹介いたします。

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一つ目、満月のようなオパールをお預かりして、「月見の蓮」ペンダントを作らせていただきました。
実際には、月が空に出ている時は、蓮の花は咲きません。しかし、このジュエリーの中だけは、月と蓮が寄り添っているのです。

お客様にお届けしたところ、このペンダントトップに、ジョージジェンセンのチェーンを組み合わせて、使って頂いているという、うれしいお知らせをいただきました!
私は、彫金を始める前から、ジョージジェンセンにあこがれており、
過去の作品が網羅された、分厚い写真集を買いまして、教科書替わりに使っておりました。
20年経った今、憧れのジョージ・ジェンセンと自分のペンダントトップのコラボ(?)が、
お客様の元で叶いました!私にとって、とてもとても光栄なことなのです。。(^^)

もう一点は、インドスタールビーをお預かりして、蓮、菩提樹モチーフの陰陽バングルを制作させていただきました。
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このバングルは、石、「陰」を象徴するパーツ、「陽」を象徴するパーツと、3パーツに分かれていています。
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お預かりした石とデザインの相性がばっちりでした。
お客様にも、大変喜んで頂けて、本当にうれしく思います。




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