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仏画特別講習会「観音さんと赤蓮華」

今年も、中国新聞文化センターさんより、仏画特別講習会開催のご依頼を頂きました!
開催場所は、ちゅーピーカレッジのクレド教室に、移動しました。
開催日は、4か月先なのですが…本日、中国新聞に、教室の広告が掲載されておりましたので、募集開始となったのではないかと思います。

「観音さんと赤蓮華」
2015年9月29日(火) 10:00~12:00  
ちゅーピーカレッジクレドビル教室

〒730-0011広島市中区基町6-78
基町クレド(パセーラ)10階(受付10階)
受付時間:月曜〜土曜/9:30〜18:30 日曜/9:30〜15:00(祝日休み)
TEL:(082)962-4111

Koukoku

今回は、聖観音菩薩を、訶梨勒(かりろく)という果実で染めた和紙に、謹写して頂きます。

Photo_5

そして、今回は、観音さんの持物である赤蓮華の「赤」にスポットを当てます。
仏画と色には、深い関係があります。
なぜ、観音さんの蓮が赤いのか、仏画の中での「赤」について、少しご説明出来たらと思います。
そして、線描きが完了したら、蓮の花びらに、本朱(赤色)の絵具で彩色をして頂こうと思っています。その際、私が本朱の絵具の作り方をデモンストレーションして、ご説明したいと思っております。

仏画は、仏さまの悟りの世界を絵画化したものですので、
色や形一つ一つに、意味が込められています。
ただただ、お手本をなぞるだけではなく、
自分が今、描いている仏さんに、どのような意味が込められているのかを知ろうとする気持ちが大切です。
すべてを理解することは、大変難しくいことですが、図像の中の一つでも、意味を知ることで、ただ描いているだけの時よりも、仏さまが、キラキラ輝きを放つのではないかと思います!

和紙を染める体験は、時間内に収まりそうにないので…(汗)、
私が責任持って、アトリエで染めてまいります!(^^)淡い黄色の和紙に仕上がります。


★訶梨勒(かりろく・ミロバラン)とは…
仏教と深い縁のあるインド原産の果実で、仏典では、「一切の病に効く薬中の王」と記さ れています。
昔から香料や漢方薬として使われたり、「魔よけ」、「邪気払い」として、貴族や僧侶の衣服の染料として使われたそうです。
Photo
こちらが、訶梨勒の実です。

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コメント

2015年5月27日 (水) 仏画を描く和紙を訶梨勒で染められたとのこと、どんな匂い、色合いなのかと想像します。
14年ほどお香の調合を教えていますが、年末には訶梨勒調合をしています。
<<仏典では、「一切の病に効く薬中の王」
これはどのような情報源からの引用でしょうか。
最勝王教にも同じような内容ですが、言葉が少し異なります、薬中の王と評される文献をぜひ知りたいです。
ご教示いただけるとありがたいです。

投稿: のり | 2019年11月19日 (火) 18時42分

初めまして。コメントありがとうございます。

『金光明最勝王経』除病品の偈頌の部分、「訶梨勒一種具足六味能除一切病無忌薬中王」の辺りです。
おっしゃる通り、言葉が経典とは表現が異なり、かなり省略した内容になっております。
仏教用語をほとんど聞いたことのない方々に参加して頂いている教室のため、わかりやすい簡単な表現にさせて頂きました。
ご指摘ありがとうごいました。

投稿: HANA | 2019年11月19日 (火) 20時27分

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