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再始動!

秋雨続きで、だんだん涼しくなってきましたが、今日は、少し晴れ間が見られます。

昨日から、アトリエに復帰しました!アトリエに来ると、制作意欲がワクワクと湧いてくるのです。

8月はジュエリーの比重が多かったのですが、9月は、仏画の比重が多めになりそうです。
さっそく、9月29日、中国新聞文化センターでの仏画特別講習会の準備と、11月の大阪個展の準備に取り掛かりました。

個展のお話です。
今回の個展では、宮澤賢治の『インドラの網』を読んで、イメージする世界を、
ジュエリー技法と仏画技法で表現してみたいと思っています。

題名となってる「インドラの網」とは、帝釈天(インドラ)が住まう宮殿の周りに張り巡らされた網のことで、その網の目一つ一つに、宝珠が編み込まれています。
それらの宝珠は、他の宝珠を映し出し、またその宝珠は、他の宝珠を映し出し…無限に、互いを映し合います。
この宝珠は、私たち人間もそうですし、森羅万象のあらゆる物事の象徴の様な存在だと思います。
私自身は、私以外のものに影響を受け、私以外のものも、私からの影響を少なからず受けている。お互いに影響を受け合って生きています。
ということは、この世には、何一つ不要なものはないということなのですね。

この物語の中で、インドラの網は、最後の最後、象徴的な場面で登場しますが
全体的には、ある一人の青年が、夢と現実の間を歩くお話です。
彼があるいている高原の風景は、様々な宝石に喩えて表現されています。
散文的なので、わかりづらいと思われるかもしれませんが、
私にとっては、賢治の作品の中で、上位ランクに入る大好きな物語です。

いつか、この物語をテーマにした作品が作りたいと思っていましたので、
今年、思い切って挑戦することにしました!

Photo
物語を、噛み砕くように読みつつ、デザインを想像してみる。。

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