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能+浪曲+人形

ようやく、連休が終わります。。
休日とは関係ない生活をしている自由業の身としては、業者さんや金融機関がお休みになる連休は、仕事が全く進まず、悶々としてしまうことがありますが。。汗

仕事を終えた晩は、一風変わった舞台、「怪談が結ぶ二人の文豪 ~小泉八雲と夏目漱石~」@南区文化会館を見てまいりました。

この舞台は、能楽師の安田登さん、浪曲師の玉川奈々福さん、人形師(ひとかたし)の飯田美千香さんのお三方のコラボレーション企画で、今回は、小泉八雲と夏目漱石の共通性「怪談」に焦点が当てられたお話でした。
開演日の朝に、この舞台の情報を教えていただいたのです。
どのような舞台か、全く想像がつきませんでしたが、メールを見た瞬間、即決。見にいくことにしました!

演目は、八雲の「雪女」、漱石の「夢十夜」と、その他諸々。
能楽と浪曲がコラボレーションすることは、ほぼないそうです。三者三様、それぞれの個性、技術が、舞台上でうまく融合しており、私は、あの世とこの世を、行ったり来たりするような…不思議な世界に、足を踏み入れた気分になりました。。
まさに、お彼岸!

能と浪曲(三味線)には、台本の様なものはあっても、譜面はなく、互いの息遣いを見ながら、即興で演じられるそうです。
能楽師の安田さんが、強い発声をしたら、すかさず、奈々福さんもそれに合わせて、強く三味線を弾く。その逆も・・・・私たち観客の見えない所で、お二人の戦いが繰り広げられているそうです!
私は、わからないなりに、お二人のエキサイティングな気の様なものは感じ取りました。
そして、人形師の飯田さんの人形と演技(舞踊)が、摩訶不思議で、幽玄な空気感をプラスしておりました。
舞が素晴らしかったのですが、ご自身で制作されていらっしゃる等身大人形も魅力的でした。制作秘話も少しお話されまして、歴史的な題目をされる時は、その文献を調べ上げ、デザインをイメージして、人形が作られるとのこと。納得。。
能楽師、安田登さんは、非常に魅力的な方で、お話がとても面白くて、わかりやすかったので、強く印象に残りました。
うちに戻って、調べてみたら、安田さんは、数々の著作を出されておられました。
うまく説明出来ませんが…私は、和の観点から、身体能力を高めることに興味を持っていますので(その一環として舞踊)、安田さんの著作は、アンテナに引っかかるものが多いです!
気になる出版社、ミシマ社さんからも『アワイの力』というご本を出版されているそうです。(ミシマガジンにもご登場されておりました)またの機会に、もっとお話が聞きたいです。

そして、会場では、再会したかった知り合いにも、偶然会えたことも嬉しかったです。
その中には、いつも一緒に宗教舞踊を勉強しているメンバーさんも! 
翌日に控えた奉納舞踊は、私一人で奉納する予定でしたが、
急きょ、メンバーさんの都合がつき、二人で奉納出来るとのこと!思いっきり安心しました!!




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