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映画「フリーダの遺品」

大阪の個展まで、あと一週間となりました!
12月5日から始まる、広島個展のDMも、郵送完了しました。
そして、昨夜、最後の絹本作品が完成!今朝、表装屋さんに発送。またまた、ほっとしたのですが、完成予定を、はるかにオーバーしてしまい、申し訳ないのですが、搬入日の24日に間に合輪せてくださるとのこと。頼もしいです。。
そんな、追い込み期間中ですが、どうしても見たい映画があり、横川シネマまで、チャリンコを飛ばし、ドキュメンタリー映画「フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように」を見てきました。
この日は、監督の小谷さんと、出演者の石内都さんのトークショーも開催されるということもあり、どうしても、この日に見に行きたかったのです。

フリーダ・カーロは、私の絵画生活の中で、最も影響を受けたアーティストの一人で、絵画を再開するきっかけになった人でもあります。
フリーダ・カーロに興味を持ったのは、10数年前、日本でフリーダの展覧会が行われた頃。サルマ・ハエックの「フリーダ」も公開され、かなり衝撃を受けました。
生涯、痛みを抱えたフリーダですが、どこか、ふつうの女の子のかわいらしさを感じられ、同性として、魅力を感じました。

この映画では、フリーダ没後50年に、石内都さんが遺品を撮影するというプロジェクトを追っています。
石内都さんがトークショーで、撮影されていることを忘れていたといわれる通り、終始自然体。過剰な演出は全くないのに、フリーダの遺品を撮影している石内さんが淡々と表わされていました。
そして、テワナと呼ばれる、メキシコ・オアハカの民族衣装に施されたの刺繍のデザインは、
元々、中国大陸から伝わったことを、この度、初めて知りました。
そのデザインは、時代を経て、少しずつメキシコらしく変化したようですが、
牡丹のような大きな花や、極彩色の色合い、空間を隙間なく文様で埋め尽くしているところな度…どこかしら、近いものを感じていたので、腑に落ちました。
石内さんの撮影された、フリーダの遺品の写真は、そこに、フリーダも一緒にいるかのように、存在を感じます。
当然、そこにはフリーダはいないのですが。
私がメキシコへ旅した時は、絵を封印していた時期で、まだ仏画も始めていませんでした。
帰国してから、絵を再開するきっかけをいろいろ頂き、京都へ移動することになりました。まさか、自分が絵を展示したり、仏画教室を開催したりしてるなんて、想像もつかなかったです。
絵を再開するきっかけになったフリーダを、改めて感じることが出来て良かったと思います。
これからも、全国を転々とされるようなので、機会があれば、ぜひ!

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