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「今ここで頑張らずしていつ頑張る」

京都へ中村先生の講義を受けにいって来ました。今年の春から受け始めた講義です。
受講後は、3時間くらい自由時間が取れます。
京都に住んでいたころは、仕事と勉強があり、市内をゆっくり見て回ることが出来ませんでしたので、この時期案を使って、今まで行けなかった場所を訪れることにしております。
ということで、今回は、北区紫野周辺を散策。中心部からバスで30分くらい。

大徳寺へ
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山門をくぐると、塔頭が立ち並んでおりました。、
禅宗寺院を訪れた時に感じる、整然とした雰囲気が、こちらにも漂っていました。
お参りの出来る塔頭がいくつかある中、私は大仙院さんを拝観することにしました。
こちらの方丈は国宝指定。狩野元信の襖絵も近くで見られました。
受付を終え、お庭に向おうとしたられた、目前に、気迫に満ちた大きな「喝」の文字が、ドンっと立ちはだかりました!おぉ~っ!!
お堂に入る前、眠気と空腹でヒョロヒョロになっていた心身に一喝入れて頂きました!

そして、枯山水のお庭を眺める。
「水のない水面なのだ。。」というくらいの知識しかないし、
枯山水を眺めていると、眠気に襲われる私にはもったいないほど、手入れの行き届いた、整然としたお庭でした。
涼しいお茶室で、お抹茶をいただきました。
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茶道との縁が深いお寺で、お茶を頂けるとは、ありがたい。。

三福茶と千瓢というお菓子。三福茶は、秀吉がこれを飲んでから、三回良いことが起こったといわれる縁起の良いお茶だそうです。
千瓢(せんぴょう)は、大仙院さんオリジナルのお菓子で、これまた秀吉の千成瓢箪から名づけられたそうです。ニッキ風味の素朴なお饅頭。シンプルで素朴な味わいでした。
「今ここで頑張らずしていつ頑張る」という言葉を目にしました。
これは、大仙院 尾関宗園住職の名言だそうです。「
私自身の将来は、今この瞬間にある。」ということですね。
偶然にも、中村先生の講義の中で、今この一瞬の積み重ねの大切さをお話ししてくださいました。
そして、広島に戻り、何気にテレビを眺めていたら、原田知世さんが全く同じことをお話しされていて、再び印象に残りました。

どうしても、先のことを憂いてしまうのですが…この一瞬をどう生きるかによって、次の一瞬が決まるんだと思いました。人生はその連続。なんてシンプルで、なんて難解なんだ!

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