« 植物男子ベランダー現る! | トップページ | 「今ここで頑張らずしていつ頑張る」 »

ヤシャブシ染め

仏画教室の生徒さんが、アトリエにお越しくださいました。
鳥獣戯画を線描きして、六メートルほどの巻物を作られるとのことで、その下準備のため補講を開催しました。
本紙となる薄美濃紙をヤシャブシで引き染めすることになりました。
Photo
このヤシャブシは、愛媛、大島の亀老山で採れたものです。
生徒さんの身内の方が、わざわざ木から収穫してくださったものです。
地上に落ちたものを拾ったのではないので、一粒一粒、傷がなく、美しいです。
親戚の方の心のこもった材料を使って制作することで、作品に個人的な付加価値が加わりますね!
ヤシャブシを水から煮だし、染色液を作りました。
ヤシャブシの煮汁には、タンニンが含まれており、殺菌作用があるそうです。
虫除けになるので、和紙の長期保存にぴったりです。
そして、染色としてだけでなく、水生生物を飼育する際に、水槽の水にヤシャブシを入れることもあるそうです。
水のphも降下させ、軟水化するそうです!
媒染液はミョウバンです。ブラウン系になります。
刷毛で引き初め
Photo_2
黄色とベージュの中間色。優しい色に仕上がりまして、満足です!
植物染料は、人間の開発した科学染料とは違って、植物のご機嫌を伺いながらの作業になります。
どのような色に染まるか、和紙が乾くまで不安です。。
和紙も天然素材の楮から出来たもの。
植物から命をいただき、仏画を描かせていただいているのだなぁ。

|

« 植物男子ベランダー現る! | トップページ | 「今ここで頑張らずしていつ頑張る」 »

仏画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヤシャブシ染め:

« 植物男子ベランダー現る! | トップページ | 「今ここで頑張らずしていつ頑張る」 »