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装飾写経が始まりました!

今日は、不動院仏画教室でした。3時間という短い時間、皆さん没頭して仏画を描かれました。
こちら不動院教室では、
・紺紙金泥画
・繧繝彩色(宝相華文、鳳凰、龍などなど…)、
・淡彩色画(尊像を墨描きしたうえに、顔料で淡く彩色します。)
この三つについて受講することが出来ますが、今回から、新なジャンル、装飾写経が加わりました!
装飾写経とは…

装飾写経は、よく見かける写経とは、ちょっと見かけが違います。
写経する台紙を、様々な技法(絵を描いたり、金粉や切金をまいてみたり)使い、装飾します。そうやって作られた紙を、料紙といいます。
料紙の上に、お経を書写すると、装飾写経の完成!
日本では、平安時代後期に、貴族文化が盛んになると、法華経の装飾写経がはやりました。この時代に、華麗な料紙装飾や、「平家納経」のような、善美を尽くした装飾写経が生み出されました。
お経は仏様の教えであり、仏さまそのものともいえます。
写経を装飾するということは、仏の教え、仏さまそのものを荘厳しているのと同じだと思います。
可視的な美しさだけに留まらず、内面から輝く作品でなければと思っています。
私も、そのような仏画が描けるようになりたいと、日々思っておりますが、なかなか思い通りにはいかないものです。。
今回から、装飾写経に挑戦される方。まずは、和紙を草緑色に引き染めした後、グリーンパールで輝きをプラス。上品な光沢のある和紙に仕上がりました。
Photo_2
写経の行線である「界線」を描く練習をされています。
こちらは、うんげん彩色をされている方々です。
Photo
2
集中されています!うれしい景色です!
教室で、装飾写経を行うと決まってから、私自身も、装飾写経の復習をしております!
実際に、淡彩色で扇面画を描いております。
Photo_3
これは、虎竹図です。
江戸の画家が描いてた、ニャンコ調タイガーを、以前から描いてみたかったので…
そして、久々に棒絵具を使ってみたら、素朴で落ち着いた発色が、淡彩色画にぴったりでした。改めて、棒絵具の良さを実感したので、教室にも準備したいと思います。
そういえば…
ここの所、京都でも、広島でも、毛描き強化月間のように、動物の毛ばかり描いています。。笑

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