« 新作ピアスアップ。 | トップページ | 装飾写経が始まりました! »

訶梨勒染め

今週末は、不動院仏画教室です。彫金など作業の合間に、教室の準備を行います。
最近、不動院教室では、淡彩色画や装飾写経にチャレンジする方が増えてきました。
はじめは、和紙そのままで、線描きして、淡く色を付けるという感じでしたが、
作品を作っていくと、それぞれにこだわりが生まれ、台紙となる和紙を、少々アレンジしたくなってきます。
例えば、草木染め。
木の実や野菜の皮などを水で煮だした液で、刷毛で和紙を引き染めします。
ヤシャブシを使うことが多かったので、今回は、訶梨勒(かりろく)の実を使ってみました!
Photo
訶梨勒は、ネパールやインド、熱帯アジアでみられるミロバランという聖木です。
現地では「ハリタキ」、漢訳して「訶梨勒」です。
仏教やヒンドゥー教と、非常に縁が深いので、経典にも登場するそうです。
実には、タンニンが多く含まれているので、染色材料として使われます。
そして、薬効もあり、古くからメディカルハーブとして利用されてきたそうです。
固いからに包まれていますので、トンカチで一発(笑)殴ってから、水に投入!
淡い黄色い和紙に染めたかったから、あまり長い時間煮ださなかった。
Photo_2
和紙を刷毛で染めます。
作業中、なんとも言えない甘ーい香りが漂いました。
写真ではわかりづらいですが、優しい黄色に染め上がりました!
試しに、扇面の形に虎と竹を描いてみました。明日にでも、ちょこっと、色を入れてみようと思います!
Photo_3

|

« 新作ピアスアップ。 | トップページ | 装飾写経が始まりました! »

仏教」カテゴリの記事

仏画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 訶梨勒染め:

« 新作ピアスアップ。 | トップページ | 装飾写経が始まりました! »