一字金輪さんとの再会
週末は、今年最後の不動院仏画教室でした。
年末で忙しいのと、寒いのとで、いつもより集まりは良くありませんでしたが、
少人数で、私の目が皆さんにしっかり行き届きました!(笑)そして、和やかな雰囲気でした!
少人数で、私の目が皆さんにしっかり行き届きました!(笑)そして、和やかな雰囲気でした!
書院の床の間に、以前、納めさせていただきました「一字金輪座像」がかけられていました。久々の再会!うれしい。。

自分の描いた絵に違いないのですが…(笑)すでに、不動院の一字金輪さんとなっているなぁと感じました。
そして、自分の元にあった時とは違って見えました。表情や衣などから透明感のようなものを感じました。剥落もまったくなくて安心しました。。
この一字金輪さんは、私が制作していた時点では、「単なる絵」でした。
絵が完成して、京都の種智院大学で合同開眼供養をして頂き、不動院に納められました。
それから、お寺に来られた方々に手を合わせて頂き、一字金輪さんの中に、少しずつ皆さんの祈りが込められていき、「単なる絵」から、「仏様の絵=仏画」へと変化していったのかなぁ。。と感じました。
タイミングよかったので、教室の生徒さんに、一字金輪さんを眺めつつ、図像の解説をさせて頂きました。
これは、金剛界系の仏様であることが一つ。
そして、この一つの絵から、金剛界曼荼羅と胎蔵曼荼羅の「金胎不二」を感じ取れる箇所をご説明しました。あと、諸々の図像の意味など・・・
皆さん、想像以上に、熱心に聞いてくださりとてもうれしかったです。
ただただ描くだけでなく、図像の意味合いなどお伝えできる機会が増えると良いなぁと思います。
生徒さんの作品制作も順調です!
お家で、色見本をしっかり作ってこられるところが几帳面!
講師の私は即興タイプなので、その時の感覚で塗ってしまうタイプなので、いつも感心しています。
鳥獣戯画を全編描かれています。すべて描き終えたら、軸装にするそうです!
皆さんの作品完成が楽しみです!!
これで、今年の仏画教室2件とも、無事終了しました。
遠方の方もおられますし、高齢の方もおられますが、毎月、不動院まで通ってくださり、ありがたいです。
月一回、元気よくお会い出来るということは当たり前ではなくて、奇跡でもあります。最近特にそう感じます。
来年も、皆さんと一緒に仏画を描けることを祈っております!!
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