5月の不動院仏画教室
今月も、不動院仏画教室開講。
ゴールデンウィーク明けだからか、参加者少なめ。そして、装飾写経に挑戦されている方ばかりでした。
こちらは、『般若心経』の装飾写経。緑色に引き染めした和紙に、墨で下絵と写経の界線を描いた上に、淡く彩色したところ。
その後、界線を、金茶の絵具でもう一度描き、全体に砂子を撒きました。
この砂子に使った箔の切り回しは、数年前に、アトリエの大家さん(仏具作りをされています)から頂いたものです。
当時、仏画教室には、まだ装飾写経の制作をされる方がおられなかったのですが、
いつか、教室の方々に使ってもらえる日が来るかなぁ??と淡い期待を抱きながら、倉庫に置いていました。
とうとう、生徒さんに大家さんの箔を使ってもらえる日がやってきて嬉しいです!!
大量にいただいているので、生徒さんには、作品作りでどんどん使ってもらいたいです!
そして・・・
こちらは『阿弥陀経』の紺紙金銀泥経に挑戦されています。
ガラス棒と溝さしを使って、紺紙に銀泥で界線を引きます。集中されてる様子でした!
集中力を切らすと、まっすぐな線は描けませんが、緊張しすぎると、筋肉がこわばって線がぶれたり、画面を絵具で汚してしまいがちです。
私のやり方ですが…体幹はしっかり保って、外側の筋肉はリラックス。息を吐きながら、力まず軽やかなリズムで筆を滑らすと、ブレないまっすぐした線が描けると思います。最終的には、練習第一ですね!
お茶タイムは、「虎屋本舗」タイガーストライプの虎焼と、生徒さんからのお土産「ふろしきまんじゅう」を頂きながら、皆さんでお話ししました。
ふろしきまんじゅうは、作り立てでないとだめだそうで、教室開校日にタイミングを合わせて、鳥取から買ってきてくださいました!心使いに感謝です。
メンバー数少なめなので、お一人ずつ近況をしっかり聞けました。
介護の事や、体調の事。皆さん、人生の先輩なので、自分の経験していないことなど、いろいろお話が聞けるので勉強になります。
そして、話題の中心は私の引っ越し。
私が第一希望にしていた地域で、なかなか引っ越し先が決まらず、数か月、現地と地元を行ったり来たりを繰り返していたことを、皆さんは知っているので、ずっと心配してくださっていました。
全く違う場所となりましたが、ようやく移転地が決まり、大変安心してくださいました!ありがたいです。
月一回の教室なので、メンバー全員とお会いできないのは、ちょっとさみしいですが…
お一人お一人にしっかり付きっ切りになって制作が出来たので、充実感満点!皆さんにも喜んでいただけたようで、本当に良かったです。。
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