春日鹿曼荼羅広島到着。
額装となった春日鹿曼荼羅を抱えて、広島に戻りました!
額は白木で、春日大社の御朱印も入れて頂き、なんだか立派になりました。
春日神の使いとされる鹿さんが背負う榊には、五本の垂(しで)がかかっています。
この五本の垂は、春日大社の祭神五柱(一宮、二宮、三宮、四宮、若宮)が降臨したことを象徴的に表しているそうです。
768年に、常陸国鹿島から、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿に乗って、様々な地に降り立ち、春日の地にたどり着いたという信仰に基づくものだそうです。
神道系の作品を描くのは初めての経験でした。
鹿曼荼羅の図像は、奈良博の展覧会で、何度か見かけていましたが、素通りしておりました…汗
神道に関する知識がないので、図像の意味を理解できませんでしたが、描き始めるタイミングで、春日大社をお参りし、春日の杜を散策したり、奈良博「春日大社のすべて」という展覧会を見ることが出来たりして、だんだん鹿曼荼羅の図像一つ一つに目が留まるようになりました。
描き表装のように、鹿曼荼羅の両側は、日本画タッチで描いた桜と藤が荘厳しています。
これは描き表装のスタイルに近いです。
バックのピンク色が濃すぎたのが反省点…汗
私は将来、描き表装にチャレンジしたいと思っているので、初めの一歩として良い経験になりました!
この絵は、実家でお祀りすることになりました。
実は、私のアトリエには、すでに春日明神がまつられておりまして…
床の間に掛けている長谷寺の十一面観音さんの向かって右側の脇侍、難陀龍王は、春日明神の化身とのこと。
ちなみに左側の脇侍、雨宝童子は天照大神とされます。
ということで…この長谷寺十一面観音三尊像は、「神仏習合」のお像ということなのですね!
これも、今回、鹿曼荼羅を描いて、はっきりと理解しました。。汗
八大龍王の一、難陀龍王 = 春日明神
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