« 八吉祥 | トップページ | 11月の不動院仏画教室 »

屋根付き額縁

今週は、弁天さんが表装屋さんに旅立ちました。六畳の仏間は、制作中の仏画や画材で満杯になっていてますが、弁天さんがいなくなると、ちょっと広く感じて、寂しい。。剥落なしで帰ってきますように。。

すでに裏打ちして、アトリエに戻ってきた梵天立像と帝釈天立像には、木工職人さんにオーダーメイドで額縁を制作して頂きました。

以前、大阪と広島で「インドラの網」という個展を開催しました。
インドラとは、帝釈天の事。
インドラの網とは、須弥山上にある帝釈天の宮殿「喜見城(善見城)」の周りにかかる網の事で、網の目には宝珠が付いているといわれています。当時から、帝釈天や宮殿に興味を持っていましたが、帝釈天さんの絵はまだ描いたことがありませんでした。。
コロナ禍前、京都の授業で須弥山について学ぶ機会があり、より興味を持ちました。
コロナで京都行が中断され、広島のアトリエで、梵天と帝釈天を描いてみようと思いました。

絵の下絵制作は、確か今年の三月あたりから始めたと思います。
まずは、鉛筆デッサン。そして、形が整ってきたら下絵を作ります。試し描きとして、和紙に描いているところです。
E2f64ac119ef484f89b952e475e43f5f

木枠を作り、絵絹を張り、下絵を墨描き。
81e397b3430d46b7affb9e217322a187

そして、日本画の絵具で彩色。
D05f4a937e9f49e8896d9262729b0b99

そして、絵が完成したら、表装屋さんで、軸装または裏打ちをしていただきます。

今回は、5角形の絵なので、形に合う額縁を作らなくてはなりません。。が、ベストタイミングで、希望する額縁を作ってくださる職人さんと出会いました!
大変お世話になっている知り合いの方から教えて頂いた木工職人Beansさんです。ビーンズさんも、江波にアトリエを持たれている「江波仲間」です!

デザインイメージは、須弥山上にある帝釈天の宮殿「喜見城(善見城)」。宮殿の形を限界までシンプル(簡略化)して、屋根を付けました。チャットで打ち合わせをしながら、私の頭の中にあるイメージをそのまま形にしてくださいました。制作はスムーズに進みました!

Ad5a6c85715041b099bfc055edd5a906 
額縁の台も作って頂きました。

そして、私の装飾金具を屋根のトップに装着して頂きました。

E56031bbe2d54f9fb5690cc2d9bbe471
こちらは帝釈天の額縁。月をイメージした彫金金具を付けました。

こちらは梵天の額縁です。こちらには太陽の荘厳金具を付けました。
A19ff406fc92452dbe7dbaa1aba4550e
ビーンズさんは、私の頭の中にあるイメージを、ズレることなく、上手にキャッチしてくださる方だなぁ~。。と感心しておりました。
納品後にお話してみると、青春時代に聞いていた音楽や、今の趣味である釣りに魚料理など…好みがリンクしていることに気づきました!
それぞれが作るものは違っていても、感性が似ているところがあるのかもしれません!

長年、作品に合う額縁を作ってくださる職人さんを探していましたが、なかなか巡り合えませんでした。。でも、こんなに近所で出会いました!

大変気に入りました。次は弁天さんの額縁をお願いしております!

 

|

« 八吉祥 | トップページ | 11月の不動院仏画教室 »

彫金・ジュエリー」カテゴリの記事

仏画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 八吉祥 | トップページ | 11月の不動院仏画教室 »