仏画教室ウィークでした!
ヒロシマクラフツマンズセッションが終了しても、オーダー制作や後片付けなどがしばらく続きました。
オーダ品をお客様のもとにお届けして、やっとイベントが終了。という気分になり、ほっとしました。。
先日の京都は、自分自身のお勉強。
5月は不動院教室をお休みさせていただきましたので、補講希望者はアトリエレッスン数件、そして、二週連続でクレド教室開講と…
一気に仏画色が濃くなりました!!
五月のクレド教室は、生徒さんが紺紙金泥画「不動明王坐像」を完成されました!
この生徒さんは、線描きが安定しています。特に、衣の文様など、細かい線を描くのが得意とされています。
このGWは、生徒さんはアトリエに製作中の金泥画を持ってきてくださいました。
いつも通り、丁寧で繊細、精巧に描かれていました。しかし…何か足らない。。
あっ!!パワーだっ!!元気が足らない!!
お不動さんの背後の迦楼羅炎(かるらえん)は、不浄を焼き尽くす炎。
難下の衆生を教化する役割を持つお不動さんの勢いが足らないのだ!と感じたのです。
お不動さんの、ゆるぎない菩提心を絵に込めてほしいと思いました。
2005年、私が種智院大学に編入して、初めて描いたお不動さんの紺紙金泥画を取り出し、見てもらいました。
線は非常ー--にへたっぴですが…(笑)どしっと構えたお不動さんは、金泥が勢いよく、キラキラと輝いていました!
過去に自分が描いた絵ですが、他人さんの絵のように感じてしまうのですが、うまい下手を越えた、当時の心意気を思い出しました。
ただただ上手に描くだけでは表現できない何かがあるのだなぁ。。と、改めて感じたのです。
生徒さんにも伝わったようでした!
衣の文様はそのままで、全体的にもう少し太く、濃く修正してもらうようにしました。
そして、25日のクレド教室に修正してもらったお不動さんを見せてもらったところ、
元気いっぱいのお不動さんに生まれ変わっていました!!
以前より、金泥がいきいきと輝いていました。
お伝えしたかったことが、生徒さんに伝わり、絵に表現されたことがうれしかったです!
そして、他の生徒さんが持ってきてくださった大日さんとともに、教室に飾りました!
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