9月の中国新聞クレド教室
本日、中国新聞文化センタークレドビル教室の「仏画教室」開講日。そして、ラストデーでした。
墨線描きを熱心にされた生徒さん。普段より、一層集中されて描かれていました。
散華のうんげんに挑戦されている生徒さん。
二度目の暈繝彩色に取り組まれている生徒さん。絵具の溶き方や塗り方が丁寧で精密。
前回も今回も4段の暈繝彩色です。
前回は、一番濃い色の4段目が単色にしてもらいましたが、今回は、4段目を混色にして段を作ることに挑戦して頂いております。
絵の具を数種類混ぜて、自分が好む色を作ることや、混色を使ってのうんげん彩色を体感していただきたいのです。
今回は、抹茶クリームのような、ニュアンスカラー系グリーンの一段目を上手に塗られました!
こちらは、供養菩薩に挑戦されています。
この方も二度目の暈繝彩色となりますので、ちょっと絵心を+した絵を描いていただくことにしました!
例えば、蓮台でしたら、同じ花弁でも、真正面の花弁、斜めに向いている花弁、裏側に向かって開いている花弁、いろいろな角度で描かれていますので、角度を考慮しながら、暈繝の段の幅を微妙に調節して塗っていただきました。
もう一つは、もし花びらの上に衣がかぶって見えていない部分があるならば、隠れている部分を想像しながら描いていくということも。
見えない部分を想像しながら、つながりのある絵になるのではないかと思います。
どちらも、ただただ色を塗り重ねた暈繝彩色より、もっと立体的な仕上がりになると思います!
言葉で説明すると、「何のこと??」って感じですが…(笑)生徒さんはしっかり理解して、描いてくださいました!
生徒さんも、一段一段ステップを踏まれ、上達されています。大変うれしく思います!
中国新聞文化センターさんとの出会いは、私がまだ京都で仏画の勉強に通っていた時にお声がけいただいたことがきっかけです。
そして、広島に戻つてきて間もない2012年、今はなき三越ビル教室で特別講座を開催して頂きました。
それから、定期的に特別講習会を開催し、2017年より、今のスタイルである、クレドビル教室月一講座がスタートしました。
気づいてみれば、広島新生活とともに、10年の月日が経過しました。
半年前に、私の事情で、この教室の閉講することになりました。
生徒さんにご報告してからも、「最後の日まで一緒に居ましょう!」と言ってくださり、大変感激しました。生徒さんには心から感謝しております。
もちろん、教室スタッフの皆様にも、終始親切にしていただき、大変お世話になり、感謝しております。
これからも単発の特別講習会でお世話になりますし、10月からは、新たな形の教室がスタートしますので、生徒さんとのご縁も続きます。
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