みんなのレオ・レオーニ

今日は、友達とひろしま美術館で開催中の「みんなのレオ・レオーニ展」を見に行きました!

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レオーニとの最初の出会いは、小学校の頃、国語の教科書にあった『スイミー』。子供が見ても、美しい絵に魅了され、大人になった今、お話の深さに感動します。
仲間の赤色の魚たちの中に、一匹だけ黒色のスイミー。ある日、仲間たちがマグロに飲み込まれ、独りぼっちになります。
そこで、スイミーは一、海の中を泳ぎます。。旅の中で、いろんな人と出会い、たくさんの事を学びます。
最後、仲間似た、赤い魚たちと出会い、自らが導き、マグロを追いやる。というお話。

「みんなで力を合わせて頑張ろう!」という思いよりは、
「自分とは何か」、「他者との違いを認識すること」や「自分の個性を生かす。」という思いが込められているのかなぁと感じます。

個性的で、周囲から、ちょっと「変かりもん」と思われている人、逆に、「自分とはなんだ?」と、自分は無個性だと感じ思い悩んでいる人、
マイノリティーな自分に思い悩んでいる人には、応援讃歌のように感じるのではないでしょうか。
『スイミー』だけでなく、レオーニの作品から、どんな人にも、お役目があるのだと感じられます。

そして、植物好きの私は、『平行植物』という作品も大好き。
レオーニの想像上の植物を図鑑にしたもの。この世に存在する植物は一つも載っていません。幻想的で、不思議な形をした植物が細密に描かれていてびっくりなのですが、それ以上に、説明が細かい。。絵本とは、かなり違った世界観があります
私は以前、『平行植物』に魅了されて、植物のブローチを作ったことがあります。
今回の展覧会では、『平行植物』の原案になったデッサンや、油彩画、そして、ブロンズの立体作品。立体作品を見ることが出来て、嬉しかったです!
展覧会を見てから、改めて絵本を見てみると、絵本に込められた思いを、より深い部分まで感じられるように思いました!

今、私は、たぶん転換期を迎えているような気がします。大きな喜びが舞い込んでくる反面、それと同じ分量(?)大きな悲しみも受け入れなければならなかったり。。。引っ越し前後から、自分の中で目まぐるしく、「入れ替わり」のような変化があり、体の中は落ち着きませんが、よくわからない前向きな気持ちが沸き上がってきます。
見た目も変わっちゃったのか…最近、出会う方々に「最近、雰囲気変わったねぇ~」と言われたりもします。。(笑)
かわいいだけではないレオーニの作品は、自分にとって、いろいろな気づかせてくれます。本当にいいタイミングで見れてよかった!

帰りは、久々に喫茶さえきでランチしました。
悩みに悩んで、車麩のカツにしました。
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いつ来ても、ほっこり出来る場所なので、長居をしてしまいます。。






 

 

 

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双龍飾る。

アトリエの玄関ドアの対面に龍の絵を飾るのが、長年の夢でした!

その夢が、今回叶いました!

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玄関の長い階段を上ると…

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はい。双龍!

建物の構造上、壁に絵をつるすのが難かしいので、無理かなぁと思っていましたが、
母方の祖母から受け継いだ和箪笥を置いてみたら、サイズぴったり!
その上に双龍を配置。高さもぴったり!
そして、一応、絵が倒れないように補強して、完成!

幼い頃に絵を描くきっかけは、父方の祖母から。
和箪笥など、日本文化に興味を持ったのは、母方祖母から。
御両人とも、すでにこの世にはおられませんが、この玄関は、何気に両ばあちゃんの気配を感じられる場所。

まだガスが通ってないので、彫金は無理ですが、仏画は活動開始!
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心地よい風が通ります!
ご近所の方々の気配が適度に感じられ、静かすぎず(静かすぎるのは怖い!!)、私には丁度良いい。夜まで集中できます。

 

 

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扇の国、日本

先日、山口県立美術館で開催中の「扇の国、日本」展を見に行ってきました!

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今まで、扇は、中国で生まれたものだと勝手に思っていましたが…
実は、日本発祥だそうです。中国に古くからある団扇が日本に伝わり、平安時代に、団扇の折り畳み式「扇」が作り出されたとのこと。
10世紀頃、中国や朝鮮半島に日本の特産品として紹介されたそうです。なんだか意外です!
お坊さんが持たれている朱扇など、宗教儀礼に使うものや、日常生活に使われるものまで、様々な場面で人々のコミュニケーションの道具としても使われていたのです。

会場には、扇そのものだけでなく、絵画、陶器、刺繍、装飾金具など、様々なジャンルの扇作品が展示されていました。

扇流し屏風に描かれた扇面を、一面一面じっくりと眺めていたら、技法(水墨、やまと絵…)、モチーフ(花鳥風月、風俗画、中国仙人、日本古典…)が様々で興味深いです。
ただ屏風を眺めるだけだと、単なる「屏風」で終わってしまいますが、画中にちりばめられたエッセンスを理解しながら鑑賞すると
より面白くなるんだなぁ。知識が必要だなぁ。。

扇モチーフは大好きなので、私の作品にもしばしば登場しております。
絵は、扇面画を手ならしのために描いたりします。

彫金では、和小物の帯留に登場します。
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https://www.iichi.com/listing/item/1600826
オンラインショップにアップしております。よろしければご覧ください!

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北斎展

雪降る中、島根へ。
島根県立美術館で開催中の「北斎展」に行ってまいりました。
https://www.shimane-art-museum.jp/
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北斎研究第一人者、永田生慈氏がコレクションした葛飾北斎作品の展覧会です。
永田さんが、故郷の津和野で館長をされていた、葛飾北斎美術館が2015年に閉館し、その後、コレクション(2000点を超えるそうです!)は島根県へ寄贈されたそうです。
北斎作品は、画狂老人となって描かれた肉筆画に魅了されました!
今回のお目当てだった絹本著色「文昌星図」。北斗七星を擬人化したもので、画号「北斎」の由来となったそうです。
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ポスターで見た時、迫力がすごくて、大きい作品だと思っていたのですが、実際はだいぶ小さかった。。作品から発する気から、大きな作品だと感じたのでしょう。
90歳近くまで、絵を描き続けた北斎。18歳頃に弟子入りしたとありますから、
約70年間、描き続けたのか・・・
北斎も永田生慈さんも、生涯、絵に情熱を傾けたのですね。
幼いころに大好きになったものが、そのままライフワークとなることは、
大変幸せなことであり、非常ーーに大変なことだなぁ…と、つくづく思うのでした…
羽根屋でお蕎麦食べ、一呼吸おきました。
Photo_3 シンプルな三枚割子が好きです。。

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藤原六間堂水墨画展

岡山駅に戻り、岡山高島屋へ。
水墨画家、藤原六間堂先生の個展へお邪魔しました。
今回の旅の目的は、こちらにお邪魔することでした!
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京都在住時は、博物館で、古きよき中国巨匠たちの水墨画作品に触れる機会はたくさんありましたが、イマイチ見方がわからず…心が動かなかったのですが。。
ある時、六間堂先生の作品と出会いました。
美しい外国の街並み、愛らしい動物たち、七福神など古典的な題材などなど、洗練された作品たちが、すーっと、私の心に入り込んできました。それから、少しずつ水墨画に興味を持つように様になりました。
今回、出展作品一つ一つ、作品に対する思いや、構図、技法について、六間堂先生自ら、丁寧にご説明頂きました。
草原の中に、波一つ立たず、静かに佇む小川が流れる光景が描かれた作品がありました。
水の平面を強調させるために、その面に接している「水際の茂み」の曲面をしっかり描くのだそうです。
水墨画では、描写は最小限に抑えつつ、そのモチーフを最大限に表現しなくてはなりません。
表現したい部分のみに心を取られ、その一点をしっかり描くのではなくて、
表現したい部分と、真反対の表現を組み合わせることにで、表現したい部分がより輝くということです。
一見、相反するものであっても、それは、単なる裏表。
相反するものを融合させて森羅万象を描くのですね。不二の思想を発見して、ハッとしました!
一方、仏画は 、時間をじっくりかけて、一つ一つ積み上げていく作業です。
空白を作ると、そこから、邪気が入りこむという考えがあります。
聖なる空間作り = 「結界」
そのような意味合いを込めて、仏様さまの衣や台座などの空間には、隙間なく文様を描き込みます。
仏画も、相反するものを組み合わせ、陰陽思想を用いて、この宇宙感が描かれています。
水墨画と仏画にも、中国思想が含まれているので、一見、相反するもののようですが、共通点があることに気づきました!
現在、京都国立博物館で開催中の「斉白石展」が見に行きたいと思っています。
広島に戻り、ハリネズミの夫婦が寄り添う「円満の秘訣」という作品が気になり始めました。
とっても可愛らしい二匹なのですが、題名に「円満の秘訣」とは、何だろう??
早速、奥さんに問い合わせ(笑)
ハリネズミ
ひっつきすぎると針が刺さる。
適当な距離感が必要。
だそうです!(笑)
そうかぁ~(笑)適当な距離感ね!近づきすぎると、ぶちっと行く時がある。。(笑)
世の中には、様々な夫婦の形がある。
日本と海外、離れ離れの夫婦もいれば、いっつもべったり、どこでも一緒!の夫婦もいたり…昔、「亭主元気で留守がいい。。」というCMもあったし…(笑)
夫婦の形は様々。お互いに心地よい距離感だと感じ、幸せだなぁ~と感じていれば、それでいいのだ!と思ったのでした!(^^)

大変親切にしていただいた藤原夫婦に感謝!
そして、寒い中、早朝から丸々一日、付き合ってくれた友に感謝!

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近くて遠い街へ

岡山。
広島のお隣さんですが、ほとんど訪れたことがなく、未知の世界でした。
しかし最近、友人が岡山市内に出店したり、
昨年からお世話になっている「曼荼羅研究会」のメンバーの皆さんが岡山県内の方々であったりと・・・岡山に親近感を覚えるようになっております。
私にとって、近くて遠い街、岡山へ、ぶらり在来線の旅をしてまいりました!
なぜだか私は、JR在来線を利用すると、必ず慌てふためきます。。
朝8時30分、出発ホームで友達と待ち合わせしたにも関わらず、
勘違いして、30分早い、反対方向の電車に乗り込むという。謎の行動。。
車内で友達を探すも、友達の姿はなく(当たり前・・・)だんだん不安になってくる。。
発車直前に、自分の間違えに気づき、ギリギリセーフ。なんとか友達に出会える。。(汗)
今度は、岡山駅手前で、謎の下車。。またもや、発車直前に気づいて、再び乗り込む・・・
一応、予定通りに岡山駅に到着。。JR桃太郎線に乗り換え、吉備津へ。
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吉備津駅は無人駅。電車も一時間に1~2本程度。どこまでも田園が続いており、のどかです!
ピンク色の駅名標は、「桃太郎」押しなのですね!
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長い松の参道を越えると、神社の門が見えてきました。
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吉備津神社に参拝しました。
大吉備津彦大神を主祭神とする大きな神社です。吉備津造りの本殿は国宝だそうです。
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長い廻廊は、雰囲気があって素敵でした。途中に、様々な社殿があります。
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山際にある梅林は、満開まであと少し。美しく咲きはじめておりました。
広大な敷地をお散歩気分でゆっくり回って、お参り出来ました!
田園歩き、マイナスイオンたっぷり浴びて、次へ向かいました。

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ブリューゲル展

広島県立美術館で開催中の「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」を、お友達と見に行ってきました!
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16世紀、フランドル(現在のベルギー)で活躍したブリューゲル一族4世代の画業を紹介する展覧会です。
私は、今までブリューゲルという名前すら聞いたことがなかったのですが、
この展覧会のポスターを目にして、独特な色彩感覚や登場人物の表情の不思議さにひかれ、見に行きたいと思ってしまいました。
 
細密画のように、丁寧に描かれた作品の数々は、宗教や道徳、寓話、農民、花などの静物など…一見、生真面目なテーマを取り扱っているのですが、そこには不思議ワールドが広がっていました!
絵に近づいて、目を凝らしてみてみると、ブラックジョークのような表現が見られて、思わず笑ってしまいました。。
一族の中で、作品の模倣が繰り返し行われたそうで、構図が違うけど、モチーフはそのままという作品がいくつもありました。
写実的に描かれたお花に、トンボや蝶などの昆虫が留まっています。
東洋画の「草虫図」を思わせるような雰囲気に惹かれました。
私は花鳥画の中でも、草虫図が大好きで、実は、リングやかんざしなどの彫金作品にもたくさん登場しています。
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キリスト教の知識が少しでもあれば、もう少し絵の意味を理解できるのだろうし、もっと面白がれるのだろう。
 
じっくり絵を見て疲れた後は、街中でのんびり。。
タリーズで注文したシフォンケーキを、友達とココア味だと思い込んで突っついていたのですが。。。
翌日、改めてお店に寄ったら、ココア味ではなく、ほうじ茶味だと判明。。
自分の味覚を疑った…(;^_^A思い込みは怖いですね。。。。
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和文化ワークショップ

この秋、仏画を体験して頂く機会が増えそうです。
このご縁をいただきました、かるがもキッチンスタジオさんに打ち合わせを兼ねて、和スイーツ&茶道&書道の合体ワークショップに体験しにお邪魔してきました!
瀬川えり子さん主宰する、かるがもキッチンスタジオは、広島市の北部、可部にあります。
食文化と日本文化を通して、日本中を飛び回り、様々な形で精力的に活動をされています。
広島県内の生産者さんを紹介し、その食材を提供する『ひろしま食べる通信』の情報誌に掲載されているお料理のコーディネートもされています。
キッチンスタジオは、広々としていて、すがすがしい空気が充満しているようで、身も心も一気に浸透。。居心地の良い空間と感じました。
今回、瀬川先生に教えて頂きました和パフェは、世羅で購入された食材が中心になっていました。
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世羅の緑大豆豆乳のプリン、絹ごし豆腐入りの白玉団子、豆腐ドーナツ
バニラアイスクリーム、大納言小豆、ふっくら黒豆、ブドウ三種、梨のコンポート、わらび餅、焼き芋、抹茶カステラ、あんこ、黒蜜。
盛り付けが上手ではないので、美味しさが美味しさ半減の写真でごめんなさい!!
先生や生徒の皆さんと和パフェ試食。
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甘さ控えめで、大人のパフェ。おいしかったです!
その後、書道の小川先生にバトンタッチして書道のお稽古。
毎日のように筆は持っておりますが、文字となると、我ながらびっくりするほど手が動きません(涙)
不動院教室の生徒さんが、次回から『阿弥陀経』を写経されるので、私もこの機会に筆文字を再開したいと思います。。(;^_^A
ワークショップの締めは、中秋の名月を意識した色紙作り。
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どれが私の作品かは、ご想像にお任せいたします。。(笑)色紙がおしゃれ!
お次は、茶道。
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実は、この茶道の先生は、不動院仏画教室の最古株生徒さんでもあります。いつも教室のサポートをして頂いており、感謝感謝です。
ちょこっとだけ、お点前を教えて頂きました。作法がわからな過ぎて、手が釣りそうになりました。。(;^_^A
終始、笑顔の絶えない、和やかな空間で、楽しいひと時を過ごさせて頂きました!
不動院、クレドビル、カルガモキッチンスタジオと、三か所、それぞれに個性があり、全く別空間です。地域性や環境が異なるので、集まる方々もそれぞれ。
いろいろな方とお話をしていると、「お寺は敷居が高くて、なかなか気軽に入れない」という意見をよく伺います。
いろいろな方に仏画を味わって頂くには、いろいろなシチュエーションがあることは良いことなのかもしれないなぁと思いました。
かるがもキッチンスタジオさんでのワークショップの内容は、これから不動院教室の古株さんとの共同作業で決めていきます!
詳細が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

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クローン仏と出会う 

身内の用事で島根へ。
私は一人、身内と別れ、松江にある島根県立美術館へ立ち寄ることにしました。
現在開催中の、「水野美術館コレクション 日本画の美」を見たかったのです。
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明治期から平成に活躍した日本画家の名品が展示されていました。
この展覧会では、軸装作品一つ一つが、単体のガラスケースに納まっており、
作品までの距離15センチくらい。思う存分、接近して、線一本ずつ、どのように描かれているのか、じっくり観察することが出来ました!
最近、花鳥画に興味がありまして、昭和初期の池上秀畝や宮田司山の、ちょっとギラっとした極彩色な花鳥画に目が留まりました。岩場や苔、岩から湧き出る山水の描き方など、参考になりました。
そして、ギャラリーでは、東京藝術大学のクローン文化財展が開催されていました。
世界で失われつつある文化財を、伝統的な技術と現代的なデジタル技術と、2D,3D印刷技術との融合で再現し、後世にデータ保存、共有する活動をされているそうです。
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こちらは、法隆寺金堂の復元コーナー。

3Dプリンタで印刷されたプラスチックの仏像を型を取り、鋳造。その後、復元技術によって、オリジナルに近づけていくそうです。

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クローン三尊は、オリジナル三尊と異なる部分が数か所あるそうです。


まず、クローン釈尊にある白毫の石や光背の飛天。オリジナル釈尊のパーツは紛失してしまい、現在、跡かた(穴)だけが残っているそうです。

そして、釈尊の両側の脇侍。オリジナルの脇侍は、上の写真と逆に配置されているそうです。オリジナル三尊が国宝指定される前は、この配置だったとか。
長い年月の間に、逆に配置され、そのまま国宝指定。元に戻せなくなったそうです。

もちろん、長い歴史を生き抜いたオリジナルがNo. 1だと思うのですが

360度あらゆる角度から見て、触って、匂って

詳細を確認出来るクローン文化財は、資料として見れば最高に楽しい。

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法隆寺金堂を出ると、北朝鮮の高句麗古墳(四神図)、中国の敦煌莫高窟

ウイグル自治区のキジル石窟、タジキスタンのペンジケント遺跡、アフガニスタンのバーミヤン東大仏が続きました。

気のせいかもしれませんが…各遺跡に、それぞれに香りがありました。法隆寺はヒノキの香がしました!

いくら最新デジタル技術が発達しても、伝統的な学問や知識、技術者の職人的手作業なくしては、クローン作品は完成しないそうです。どちらも大切な技術なんですね!

「コピーされたもの」と、一言で片付けることが出来ない、現代の復元技術の素晴らしさに感動しました!


そして…

これまで、宗教や人種の違いによる争いごとによって、世界中の大切な文化財がたくさん破壊されてきたことを、改めて考えさされました。

相手の信じるものと自分の信じるものが違っていることが、相手の大事なものをぶっこわさなくてはならないほど重大なことなのか…

八百万の神がいる国に生まれ育った私には、そのような破壊行為に至る心理を、心底理解することは難しい。。

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TOKYO ナイトミュージアムPART2

科学館を後にし、東京国立博物館へ。こちらは、夜9時まで(週末のみ)開館していました。
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偶然にも、このような展覧会に遭遇!熊楠に気を取られ過ぎて知らなかった。。
京都時代、一番多くお参りした大好きなお寺。仁和寺の阿弥陀さんの、円満なお顔も大好き。
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国宝『三十帖冊子』をはじめ、仁和寺蔵の孔雀明王像、金剛寺像の『尊勝曼荼羅』など…
展示は、国宝、重文のオンパレードで、非常に豪華でした。

普段、拝観の出来ない仁和寺観音堂が再現されていました。

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千手観音と二十八部衆以外に、障壁画や柱は、精密なデジタル画像が使われ、雨だれまでも映り込んでいました。こまやかに再現されていて、実際に堂内を歩いて回っているような気分になりました。

『三十帖冊子』にあるお大師さんの細かい字と、熊楠の『ロンドン抜書』の細かい字がリンクした。海外に出て必死に勉強された、お二人の熱意がひしひしと伝わった。
熊楠の菩提寺も御室派だし、真言宗とも縁が深い方だから、隣り合わせの展示なんて素敵ですね。 .
しばらく販売のプレッシャーが続いたので、頭の中が数字だらけでしたが…(笑)
展覧会を見終わった頃には、そのプレッシャーから解放され、
再び仏画を描かなくては!という気持ちに変化していました。
仁和寺の観音さんが、仏画の世界に引き戻してくれたのかな?
 

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